もしかして髪、傷んでる？プロが教えるの危険サインと簡単セルフチェック

2025年07月07日

「最近、髪がパサついてまとまらない…」「ヘアアイロンを使っても、なんだかツヤが出ない…」「枝毛や切れ毛が増えた気がする…」

そんな髪の悩み、もしかしたらあなたの髪が発している「ダメージのサイン」かもしれません。

髪のダメージは、気づかないうちに静かに進行していることがあります。
放置してしまうと、さらに深刻なトラブルにつながることも…

ご自身の髪の健康状態を正しく知るためのダメージサインを、【見た目・手触り・濡れた時】の3つのシーンに分けて、プロの目線で詳しく解説します。記事の最後には、すぐにできるセルフチェック法もご紹介します。

ぜひ、ご自身の髪と向き合うきっかけにしてみてください。

まずは、鏡で見てわかる客観的なサインから。毎日のスタイリングの際にチェックしてみましょう。

● ツヤがない・天使の輪ができない 健康な髪は、光を反射して美しいツヤ（天使の輪）が生まれます。しかし、ダメージで表面のキューティクルが剥がれると、光が乱反射してツヤが失われ、くすんだ印象に見えてしまいます。

●毛先の色が明るく、茶色っぽくなっている カラーリングをしていないのに、毛先だけが赤茶色っぽく色褪せていませんか？これは、紫外線や熱によって髪内部のメラニン色素が壊れてしまった証拠です。

●パサついていて、まとまりなく広がる 髪内部の水分が不足しているサインです。キューティクルが傷つくと水分を保てなくなり、乾燥してパサつきます。特に雨の日など、湿気でブワッと広がってしまう場合は要注意です。

●枝毛・切れ毛がある 毛先が裂けている「枝毛」や、途中でプツッと切れている「切れ毛」は、ダメージの最もわかりやすいサイン。髪の栄養が流出し、非常にもろくなっている状態です。

次に、実際に髪を触って確かめてみましょう。指先が教えてくれる感覚に集中してみてください。

●指を通すとザラザラ・ゴワゴワする 根元から毛先に向かって指を通した時、シルクのような滑らかさがなく、ザラザラとした感触はありませんか？それはキューティクルがめくれ上がっているサインです。

●手ぐしやブラシがひっかかる めくれたキューティクル同士が絡み合い、摩擦が起きやすくなっています。無理にとかすと、さらにダメージを悪化させる原因になります。

● シャンプー中に髪が異常にきしむ 健康な髪は弱酸性ですが、ダメージを受けるとアルカリ性に傾き、キューティクルが開きっぱなしの状態になります。これが、シャンプー中の過度なきしみの原因です。

お風呂上がりの濡れた髪は、ダメージの状態が最も顕著に現れます。以下のサインがあったら、かなりダメージが進行している証拠。すぐに対策が必要です。

●髪がなかなか乾かない タオルで拭いても水分がなかなか切れず、ドライヤーに時間がかかるのは、ダメージでできた髪の空洞（ダメージホール）に余分な水分が溜め込まれているためです。

●髪がテロテロと異常に柔らかくなる 濡れている時に髪がふにゃふにゃ、テロテロとした感触になるのは、髪の芯であるタンパク質が流出してハリ・コシが失われている危険なサインです。

●ゴムのように伸びて切れる 濡れた髪を1本そっと引っ張った時、ゴムのようにビヨーンと伸びて、元に戻らずに切れてしまう場合。これは髪の内部構造が崩壊寸前の証拠です。今すぐ集中ケアが必要です。

指に髪を巻きつけるだけで、今の髪の体力がわかります。

あなたの髪はどうなりましたか？

もし複数当てはまる項目があったとしても、落ち込む必要はありません。それは、あなたの髪が「助けて！」とサインを送ってくれている証拠。今が、ヘアケアを見直す絶好のチャンスです。

まずは信頼できる美容師さんに相談したり、お使いのシャンプーやトリートメントをダメージケア用のものに変えてみたりすることから始めてみましょう。正しいケアで、あなたの髪はきっと本来の美しさを取り戻せるはずです。

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